開催趣旨
かつて一世を風靡した「デザイン思考」は、現在ブームの沈静化を迎えています。その背景には、表層的な模倣や形式のみに依存した活用がありました。「ブレインストーミングをすればよい」「共感マップを作ればよい」といったツール先行の理解が多く、「なぜデザイン思考がイノベーションに効くのか」という本質的な問いに対する深掘りがなされていませんでした。特に「顧客と製品・サービスとの意味の再構築」による関係性の転換——すなわち“意味のイノベーション”の視点が欠如していた点にあります。
消費者サービスの機能価値だけでなく、顧客にとっての“意味的価値”をいかに創造するか。これは、AI時代の今こそ再定義されるべき課題であり、人間の創造性が担うべき最前線です。新しい価値の兆しを見抜き、深い関係性を築くための「創造的思考」として、いま再びデザイン思考が問われています。
本講演会では「デザイン思考」だけでなく、「アート思考」や「システム思考」、「論理思考」など複数の思考体系の中で、デザイン思考がなぜいま重要で、他の思考法と何が違い、どのように連携させれば良いかについてもお話し、「AI時代におけるイノベーション創出のための思考法」について理解を深めていただきます。
開催概要
日時 | 2025年9月17日(水) 13:30~16:00 |
---|---|
会場 | 日本能率協会 関西事務所 セミナールーム (大阪市北区梅田1-8-17 大阪第一生命ビルディング6階) |
対象 |
※1社2名様まで。 |
内容 |
※プログラムは一部変更となる場合がございます。 |
特典 |
本講演会にご参加いただき、アンケートにお答えいただいた方には、 ![]() |
講師 |
島 青志 氏 イノベーションデザイナー。デザイン思考、アート思考、システム思考を基盤に、経営理論や最新の脳科学研究を統合した「イノベーションデザイン」を研究し、企業コンサルティングや社員研修を通じて実践的なアプローチを提供。リゾートホテル業や会計事務所で接客や経営に携わった後、インターネット業界へ転身。インターネットベンチャーやネット広告会社で新規事業を数多く立ち上げ、2010年に独立。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究所研究員。著書に『熱狂顧客のつくり方』『ソーシャルメディアの達人が教えるリンクトイン仕事革命』『いつもひらめいている人の頭の中』など多数。 以下のJMAセミナーに登壇。 ![]() |
お申込みやお問い合せはこちらまで
TEL06-4797-2050