開催趣旨
企業を取り巻く環境が激変しています。本講演では、調達が直面する課題認識に基づき、重点項目への取り組みポイントを解剖し、解説します。調達難(買い負け)、社会課題、2024年問題への対応、人材育成(流動化への対応、ジョブ型)などなど、検討すべき問題はたくさんあります。
来年の調達戦略、人材育成の一助としていただきたく、みなさまの積極的なご参加をお待ちしております。
また、今回は事前にお申込みの皆様からお悩み・相談事を募集します。講演当日、八島講師からまとめて回答します。業務のお困りごとをぜひお聞かせください。
※時間の都合により、すべての方へ回答できない可能性がございます。あらかじめご了承ください。
開催概要
日時 | 2023年7月31日(月) 13:00~15:00 講演 15:00~15:30 Q&A、お悩み相談 ※事前に募集したお悩みについて八島講師が解説します。 お悩み相談方法は、申込みされた方へ1週間前にご案内します。 |
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形式 | オンライン(zoom)/JMA関西事務所 研修室(大阪・梅田) |
対象 |
※1社2名様まで。 |
講師 | 八島 俊彦 氏 SSMリサーチ 代表 |
プログラム
1.われわれを取り巻く環境の認識
- (1)確実に変わってきている、われわれを取り巻く社会
- (2)社会課題を意識しなくてはならない時代~ポスト新自由主義
- なぜ、ESGやSCVの対応を求められるようになったのか。歴史的変遷を通して現在の問題意識に至った経緯を解説
- (3)世界最適地調達を再考する必要性の時代~脱グローバリゼーション
- 国境のない世界を目指しているように見えた時代が変わり、地政学リスク、カントリーリスクを考慮する必要性の増した世界感を解説
2.調達が直面する3つの課題
- (1)リスクの増大
- 調達に関わるリスクを識別する
生産リスク、商業的リスク、カントリーリスク、デフォルトリスク、サステナビリティリスク - (2)入手性の困難さの増大とコストの上昇
- (3)サステナビリティ意識の高まり
- 企業に対する期待が、利益の創出だけではなく社会課題の解決にも拡大している
3.調達部門の重点項目取り組みのポイント
- (1)サプライチェーン上流の視点を持つ
- 相対するサプライヤーだけではなく、2次、3 次サプライヤーと上流全体に対して注意を払う
- サプライチェーンにおいて「調達がボトルネック」が恒常化。打ち手は?
- (2)環境・人権への対応を実行する
- サステナビリティ関連事項について、課題認識に基づき対応すべき事項を明らかにする
- (3)調達物流への関心を払う
- 日本の調達活動においては、陰に隠れがちな調達物流も、コスト、リードタイム、そしてリスクの観点で関心を持ち、打ち手を用意する。
- (4)ビジネスはプロジェクト型になってきていると認識する
- オペレーション型からプロジェクト型へビジネスがシフトしていることに伴い業務遂行も変化させる
- 調達においてもイノベーションを起こす
- (5)調達活動の価値を上げることを意識する
- ソーシングフェーズの強化を進める
- 必要に応じて全社活動を牽引する
- 目的意識を持って仕事をする
講師プロフィール
八島 俊彦 氏
SSMリサーチ 代表
元NEC調達企画部門長。
日本電気入社以来、コンピュータ、通信機、デバイスの部材調達を担当。海外現地法人向けに日本製部材の供給や米国・ボストン、サンノゼの調達事務所にて北米部材の調達、域外関連会社への供給業務に従事。その後、北米のマーケットプレース立上げに参画。日本帰国後、調達の企画業務、コンサルティング事業部で一般企業向のSCMの業務改革コンサルティングを担当。再び、調達部門でパソコン部材、グループ調達企画管理、開発子会社のSCM部門を担当。退職後、企業の供給サイドの業務改善を研究中。
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